患者さんとの関係

新人の看護師さんは、終末医療で入院している患者さんとの関係に悩むそうです。
いくら医療のプロだからといって、人の死をすぐに受け入れることは難しいと言います。
まず患者さんとの会話に悩むそうです。
そして患者さんのご家族との関係にも悩むといいます。
患者さんのご家族が「ガンを告知したくない」と言った場合、家に帰るという前提で話したり、元気になるということで接して行かなければなりません。
けれど実際、ガンの患者さんと接していると、やせ細っていく身体に、きついリハピリについていけない身体なので、看護師さん自身が「ガンじゃない」と言い続けることが難しくなってくるといいます。
もちろん患者さん自身が「ガンである」ことを非常に心配しているので、その返答にも詰まってしまうことがあるそうです。
患者さんに対してできることは全部やりたいと思うのが、看護師さんたちです。
患者さんが旅行がしたいと言ったら、リハビリも旅行のためというべきだと言います。
本当のことを患者さんの家族が伝えたくないのですから、看護師さんがそれを破るわけにはいきません。なんとか治るという方向に会話を持っていくしかないといいます。
人が死ぬことに慣れるということはないそうです。
担当しているときに息を引き取ったり、逆に担当だったのにその日は宿直じゃなかったというときに息を引き取ったりと、いろいろな場面で患者さんとのお別れがあります。
担当をしているときなら、お別れが言えるかというとそういうことでもありません。
その場に居なくてもお別れはお別れです。
終末医療の現場で働いているからといって死になれることはないといいます。
また患者さんとの付き合い方も常に勉強だといいます。
人との関係にマニュアルは無いということのようです。 
患者さんとの関係に悩んだ末、看護師の求人情報を探し始める人も少なくないのでしょう。