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看護師が、選ぶ職場事情 その1

看護師の免許をもちながらも、その資格を使わない人々の職場事情の背景を尋ねてみました。

祖母が入居するグループホームの施設長を務める、看護師資格をもつHさんのお話です。

超高齢化社会に向かう、日本社会の情勢においては、高齢者関連施設での人員不足が懸念されています。高齢者関連施設とは、認知症や要介護者が、日常生活を送る上で、家庭での見守りが困難とされ、一時的に、もしく長期的な滞在が見込まれる施設など、様々なタイプの施設が見受けられます。病院をはじめ、要介護者の生活を見守る施設には、看護師の存在が喉から手が出るほど必要とされているはずです。「看護師 求人」サイトを検索すると、どれだけの介護施設の現場で、人員の不足が補填されていないのであろうかと心配になるほどの求人数が確認できます。どの介護現場の人達も、ここ数年の勤務スケジュールは、おそらくは、厳しい状況なのではないかと思われます。そのような介護施設の1つに勤務するHさんは、グループホームの施設長として、10年ほどのキャリアを積んでいます。看護師の資格は所持していますが、看護師としての勤務ではなく、1介護職員として、グループホームの施設長を務めているそうです。時に看護師としての役割を求めてくる施設内のスタッフもいるとの事なのですが、看護師としてのポジションで施設本部側との雇用契約を結んだ訳ではないので、無闇な手出しは行わないよう心掛けているそうです。入社前の当初には、看護師としての雇用契約も選択枠の中には、あったそうなのですが、医師が施設に常駐していない中、看護師としての自分の判断に重圧がかかる事は、分かっていたので看護師としてではなく、1介護職員としてのポジションを自ら希望したそうです。もちろん、看護師としての知識は、介護施設の中で、介護職員としての職務には十分活かされていますが、看護師として可能な医療行為は、一切行わないようにしているそうです。介護は、人様の命をお預かりする事なのだという意識のもと、無責任な行動は行わないようにしているそうです。実際、Hさんのように、看護師免許を取得しながらも、1介護職員として、働いているスタッフはいるそうです。Hさんは、自身の年齢的な事から、看護師としての技術や知識的な衰えを感じ、自身のキャリアチェンジの中で、1介護職員としての働き型を選択したようです。介護施設において看護師は、貴重な存在として求められているからこそ、自分の年齢などからそのような判断をしているとの事でした。「看護師 求人」サイトなどでの、求人数をみると、もったいないような働き型に感じますが、看護師として、医療や、介護の現場に立つという事は、緊張感や重圧を強いられる立場なのだと実感しました。祖母の入居するグループホームの施設長であったHさんは、この春、無事、施設長としての任務を定年退職され、ご自身のお母様の介護をする為に田舎へ戻られました。

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